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2006-09-19 Tue 00:01
自分でフュージョン好きと言っておきながら、いかにもフュージョンという手合いは実はそれ程聴かないのだ。というのも綺麗過ぎて、スリルが足りないと感じるからである。 だからフュージョンといってもロックやジャズ寄りのものが好きだ。 このジェフベックの名盤は、ロックギタリストがフュージョンというジャンルに自らのスタイルを変えずにアプローチしたもので、私にとっては聖典も同様だ。 一曲目のLed Bootsがいきなり凄い。ナラダマイケルウォルデンの神業と言うべきドラミングから始まる傑作。 ジェフベックもストラトのとげとげしい音色で応戦する。 また、マハヴィシュヌオーケストラやアルディメオラとの活動で名高いシンセ奏者のヤンハマーが参加していることもポイントだ。アルバム全編を通してジェフとヤンの激しいバトルが聴ける。 三曲目のGoodbye Pork Pie Hatはジョニミッチェルのヴォーカルナンバーをジェフ流に見事に歌い上げたもの。 五曲目のBlue Windは現在もライブの最後に演奏される人気曲である。 六曲目のSophieは変拍子のリフが印象的でアルバム中最もスリリングなナンバーだ。 個人的には二曲目の"Come Dancing"が一番好きだ。ジェフのソウルフルなカッティングが聴けるし、構成も凝っていて、アルバム中もっとも洗練された曲だと思う。 前作"Blow By Blow"が緻密に作りこまれたアルバムだったのに対して、"Wired"は全体にセッション的な雰囲気が感じられる為、バンドのまとまり具合は劣る。しかしその分、ジェフならではの瞬発力のあるプレイが満載で、前作よりもロック的なアルバムといえるだろう。メンバーが名手ぞろいなので、素晴らしいプレイが細部にわたって記録されており、プレイヤー的観点での聴き所が満載である。 何回聴いても新たな発見があり、飽きない程だ。 個人的にはジェフの最高傑作と思っている。 |
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| 地獄の最果て |
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