俺の好きなギタリスト紹介、CDレヴュー、ギター演奏に関する試行錯誤などについて綴っていきます。
POMP夏合宿を振り返る
2006-08-10 Thu 20:32
今回は院試を控えているという事もあって、途中参加かつ1バンドのみという出演だったけど、クオリティーの高いバンドが多かったし初対面やあまり話した事の少ない後輩とも色々話せたしで、全体としてとても楽しい合宿だった。

唯一の出演、「私の血はワインでできてるのよ」バンドについては長くなったので下に分けて記した。全体としては概ね上手く演奏できた、というか練習通りの成果が出せたので成功と言えるだろう。
今回のバンドを通して、自分らしい演奏とは何か、色々考えさせられた。大音量でテンションの高い、激しい演奏は確かに聴衆にとってキャッチーだけど、果たしてそれが自分らしい音楽なのか。速弾きは見ている方は分かりやすいし、ついついしてしまうけどそれが果たして自分の好きな音楽に合致しているのか。今回のポップスバンドでも「速弾きはしない!」と宣言しておいて、ライブ本番では何事もなかったかの様に速弾きしてしまった俺はどうなのか。

ジャズにしても、ここ二年ほどコルトレーンの様なある種ロック的とも表現できる激しいテクニックの応酬に夢中になっていたけど、ジャズの魅力って果たしてそれだけなんだろうか。俺が好きなビルエヴァンス、ペトルチアーニ、ちょっと飛んでショパン。極限まで激しいプレイはないけど、メロディアスという魅力がある。メロディーがあるっていうのが一番の魅力だし、俺が目指すべき道だと思う。速弾き大いに結構だけど、メロディーの緻密さは失われる。結局は分別を弁えるって事なのかな。

今回の合宿では色々と考えさせられた。今回ファンク、メタル、J-FUSIONが多かったって色んな人が言及していたけど、昔からそうだったと自分は思う。ライブを見ていてやっぱりそういうジャンルの方が盛り上がるし、Bad Moonとか演奏してるのを観ててこういうのには客受けは敵わないなって思う。極論すれば拍手を貰う為にライブやってると言うことだってできるんだから、そういう音楽をやりたいって誘惑はあるな。でも、俺がここ数年やってきた音楽、リトナー、フォープレイとかのスムースジャズ、コルトレーンとかマルティーノとかのジャズ、そういうのを投げ打ってそういう方向へ進んでしまうのは安易だって思い直したりした。

一時期、リッチーブラックモア、レインボーへの回帰が異常に強まり、それしか聴いてない時期があって、やっぱり俺のギターはこういうハードロックを弾く為にあるんだ、レインボーバンドをやる為ならジャズとかフュージョンとかどうでもいいやって思った瞬間があった。でも、こないだの夏合宿を見ると、上に書いたような音楽の客への反応って、何て言うか同じなんだよね。うわあーって盛り上がるけど、どれも同質に感じられるって言うか。例え演奏されてるのがT-Squareでも、客のノリ方は拳突き上げて「Oi!Oi!」ってメタルと同じだからな。それを鑑みると、たとえレインボーをばっちりやったとしても、あのリッチーブラックモアの耽美で華麗な世界を100%伝えるなんて不可能だって絶望してしまうんだよね。レインボーは絶対近い内にやりたいし、ハセベとやりたいねって話はしたけど、それ一つに入魂!って感じは無理かなと。自分にとって相応しい立ち位置はやっぱりもっとスムースな所にあるのかな、と。まあ色々考えた訳です。
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